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駅からの距離で不動産価格はどれくらい変わる?1分の差の大きさ

「駅から近い物件は高い」——これは誰もが感じることですが、実際に1分の差でどれくらい価格が変わるのか、知っている方は少ないかもしれません。駅からの距離は、不動産の価格を左右する最も大きな要因のひとつです。

この記事では、不動産を扱う会社の立場から、駅からの距離が不動産価格にどう影響するか、具体的なデータとともに解説します。自分の物件の相場を読むときや、匿名査定の数字を理解するときの、判断材料にしてください。

結論:駅から近いほど高く、1分の差も大きい

結論はシンプルで、駅から近い物件ほど価格は高くなります。そして、その「1分の差」は、思っている以上に大きいことがあります。

特に価格水準の高い首都圏では、駅から1分遠ざかるごとに、中古マンションの坪単価が平均で約4万円下がるというデータもあります。

徒歩1分と徒歩15分を比べると、坪単価で60万円ほどの差がつき、70㎡のマンションに換算すると1,300万円近い違いになることもあります。駅距離は、それだけ価格に効く要因なのです。

ここがポイント

首都圏では駅から1分遠ざかるごとに坪単価が平均約4万円下がる傾向があります。

徒歩1分と15分の差は、70㎡のマンションで1,300万円近くになることも。

「たった1分」が大きな価格差を生みます。

なぜ駅距離が価格を左右するのか

駅からの距離が価格に効く理由は、需要の大きさです。

駅からの距離と価格の関係 駅から遠くなるほど価格は下がる 徒歩1分高い 徒歩5分 徒歩10分 徒歩15分 遠いほど安い 首都圏の中古マンションは「1分遠い」で坪単価が平均約4万円下がる傾向

駅に近い物件は、通勤・通学に便利で、多くの人が住みたいと考えます。

需要が多ければ、価格は高くなります。

特に都市部では、電車を使う人が多いので、駅近の価値が高く評価されます。

逆に駅から遠いと、その分需要が減り、価格が下がります。

この需要の差が、駅距離による価格差を生んでいます

地域によって「1分の価値」は違う

ただし、駅距離の影響は、地域によって大きく変わります。

首都圏では「1分の価値」が大きく、駅から1分遠ざかるごとに坪単価が平均約4万円下がります。一方、近畿圏では約1.2万円、中部圏では約0.6万円と、首都圏ほどの差はつきません。

これは、車を使う人が多い地域では、駅距離の重要度が下がるためです。都市部ほど駅距離が価格に効き、地方ほど効きにくい、という傾向があります。

また、面白いことに、都市部では「徒歩6〜7分までは駅近扱いで価格差がつきにくく、そこを超えると差が出やすい」といった傾向も見られます。「駅近」の線引きが、地域によって違うのです。

駅距離を踏まえた相場の読み方

駅距離を意識すると、相場をより正確に読めます。

自分の物件の相場を調べるとき、成約事例を見るなら、駅距離が近い条件のものを選ぶことが大切です。

同じエリア・同じ広さでも、駅徒歩5分と徒歩15分では価格が大きく違うので、駅距離が近い事例を参考にしないと、相場を見誤ります。

レインズマーケットインフォメーションでは、駅からの距離で絞り込めるので、自分の物件と近い駅距離の事例を探しましょう。

匿名査定でも、駅距離は反映される主要な要素です。

匿名査定で出た数字が、近隣の駅近物件より安ければ「駅距離が影響しているのかな」と読めますし、逆に高ければ別の強み(築浅、広さなど)があると考えられます。

駅距離という軸を持つと、査定額の背景が見えてきます。

具体例で見る、駅距離による価格差

駅距離が価格にどう効くか、具体例で見てみましょう。首都圏の同じエリア・同じ広さ(70㎡)のマンションで、駅距離だけが違うケースです。

徒歩5分と徒歩15分を比べる

首都圏では駅から1分遠ざかるごとに坪単価が平均約4万円下がる、という目安があります。徒歩5分と徒歩15分では10分の差なので、坪単価で約40万円の差。

70㎡は約21坪なので、「40万円×21坪」で、単純計算でおよそ840万円もの価格差になり得ます。同じマンションのような条件でも、駅距離だけでこれだけ変わるのです。

ここがポイント

徒歩5分と徒歩15分の差は、首都圏の70㎡マンションで単純計算約840万円。駅距離だけで、これほどの価格差が生まれます。

自分の物件の相場を読むときの注意

この差を知らずに、駅徒歩5分の物件の成約価格を見て「うちの徒歩15分の物件も同じくらいで売れる」と考えると、大きく見誤ります。

相場を調べるときは、必ず自分の物件と近い駅距離の事例を参考にしてください。レインズマーケットインフォメーションでは駅距離で絞り込めるので、活用しましょう。

注意点

駅距離の異なる事例を参考にすると相場を大きく見誤ります。成約事例を調べる際は、必ず自分の物件と駅距離が近い事例を選ぶようにしましょう。

地方では差が小さくなる

一方、車社会の地方では、この駅距離の影響がぐっと小さくなります。

中部圏では1分あたり約0.6万円と、首都圏の7分の1以下です。

自分の物件がどの地域かで、駅距離をどれだけ重視すべきかが変わる、と覚えておきましょう。

よくある質問

駅から1分遠いと、どれくらい安くなりますか

地域によります。

首都圏の中古マンションでは、1分遠ざかるごとに坪単価が平均約4万円下がるというデータがあります。

近畿圏や中部圏では、その差はもっと小さくなります。

都市部ほど「1分の価値」が大きい傾向です。

駅から遠い物件は売れませんか

売れないわけではありません。

駅から遠い分、価格が抑えられるので、車を使う人や、広さ・環境を重視する人には需要があります。

ただし、駅近物件より価格は下がる傾向があるので、相場を正しく把握することが大切です。

バス便の物件はどう評価されますか

駅まで徒歩ではなくバスを使う物件は、駅から遠い扱いになり、価格は抑えられる傾向があります。ただし、バスの本数が多い・主要駅に直結しているなど、利便性が高ければ、その分は評価されます。

駅距離は匿名査定に反映されますか

反映されます。

駅距離は価格を左右する主要な要素なので、匿名査定でも考慮されます。

ただし、同じ駅距離でも坂道や道の歩きやすさなど、細かい条件は反映されにくいので、正確には現地を見た査定で確認してください。

駅距離以外に、駅そのものの条件も影響する

価格を左右するのは「駅からの距離」だけではありません。その駅自体がどんな駅かも、価格に影響します

駅の規模・乗降客数

急行や特急が停まる主要駅、乗降客数の多い駅の近くは、利便性が高く需要も大きいため、同じ徒歩分数でも価格が高くなる傾向があります。逆に、各駅停車しか停まらない小さな駅では、駅近でも価格水準はそれなりになります。

複数路線が使えるか

2つ以上の路線が乗り入れる駅は、行き先の選択肢が多く、利便性が高いので評価されます。ターミナル駅へのアクセスの良さも、価格を押し上げる要素です。

駅前の環境

駅前にスーパーや商業施設が充実しているか、といった生活利便性も価格に関わります。

駅近でも駅前が寂れていれば、その分は割り引かれます。

自分の物件の相場を読むときは、駅距離に加えて、こうした駅そのものの条件も踏まえると、より正確になります。

新築のときと中古では、駅距離の影響は同じですか

少し違います。

新築マンションは、駅から近くても遠くても価格差が中古ほど大きくつかない傾向があります。

中古になると、駅距離による価格差がよりはっきり出てきます

中古で売るときは、駅距離の影響を中古の相場で確かめることが大切です。

駅から遠くても価格が下がりにくいのはどんな物件ですか

車社会の地方の物件や、駅以外の魅力(広さ・環境・学区など)が強い物件は、駅から遠くても価格が下がりにくい傾向があります。

逆に都市部の単身向け物件などは、駅距離の影響を強く受けます。

物件の立地と買い手の層によって変わります。

まとめ

駅からの距離は、不動産価格を左右する最も大きな要因のひとつです。

駅から近いほど高く、特に首都圏では1分遠ざかるごとに坪単価が平均約4万円下がり、徒歩1分と15分では大きな差がつきます。

ただし、この「1分の価値」は都市部ほど大きく、地方では小さくなります。

相場を調べるときは、駅距離が近い条件の成約事例を参考にすることが大切です。

駅距離という軸を持つと、匿名査定の数字の背景も読めるようになります。

まず匿名査定で概算をつかみ、駅距離を踏まえて相場を確かめてみてください。

あなたの物件の相場を、まず匿名査定で調べてみるところから始めてみましょう。

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