不動産を高く売るコツ|査定額を上げる方法とやってはいけないこと
不動産を売るなら、少しでも高く売りたい——誰もがそう思います。
査定額を高くする、そして実際に高く売るには、いくつかのコツがあります。
逆に、やってはいけないこともあります。
ここを知っているかどうかで、結果が変わることもあります。
この記事では、不動産を扱う会社の立場から、不動産を高く売るための現実的なコツを解説します。査定の受け方、やってはいけないこと、そして高く売る土台になる相場の把握まで、これ1本でわかるように整理しました。
結論:相場を知り、複数社で根拠を比べるのが基本
高く売るための基本は、派手なテクニックではありません。まず自分で相場を正しく知り、複数社の査定を根拠で比べて、信頼できる会社と適正な価格で売り出す——この地道な進め方が、結局いちばん高く売ることにつながります。
というのも、高く売るとは「相場より不当に高く売る」ことではなく、「その物件の適正な価値をきちんと引き出して売る」ことだからです。
相場を知らないまま進めると、安く売って損をしたり、逆に高すぎて売れ残ったりします。まず匿名査定などで相場をつかむことが、高く売る第一歩です。
高く売るためのコツ
具体的なコツを見ていきましょう。
自分で相場を把握しておく
まず、匿名査定やレインズマーケットインフォメーションで、自分の物件の相場を把握します。
相場を知っていれば、不当に安い価格で売ってしまうことを防げますし、会社の査定額が妥当か判断できます。
これが高く売る土台です。
複数社に査定を依頼し、根拠で選ぶ
複数の会社に査定を依頼し、金額の根拠や販売戦略を比べます。
実際、高く売れた人の多くが複数社に査定を依頼しています。
その物件タイプやエリアが得意な会社、実績のある会社を選ぶことが、高い売却につながります。
売り出し価格を戦略的に設定する
売り出し価格は、相場を踏まえて設定します。相場より少し高めの「チャレンジ価格」で出して反応を見る戦略もありますが、高すぎると売れ残るので、相場を知ったうえで、信頼できる会社と相談して決めるのが賢明です。
第一印象を整える
内覧では第一印象が大切です。大がかりなリフォームは不要ですが、掃除や整理整頓、必要ならハウスクリーニングで清潔感を出すと、買い手の印象が良くなります。
売り出す時期を意識する
不動産には売れやすい時期があります(一般に春先など)。急がないなら、需要が高まる時期を意識すると、有利に売れることがあります。
高く売るコツをまとめると、①相場を自分で把握する、②複数社に査定を依頼して根拠で選ぶ、③売り出し価格を戦略的に設定する、④内覧前に清潔感を整える、⑤売り出す時期を意識する、という5つが基本です。これらはすべて「相場を知ること」を土台にしています。
やってはいけないこと
逆に、高く売るために避けたいこともあります。
高すぎる査定額に飛びつく
前述のとおり、契約目的で相場より大幅に高い査定額を出す会社があります。これに飛びついて高すぎる価格で売り出すと、売れ残り、結局値下げを重ねて、かえって安くなることがあります。
売る前に大がかりなリフォームをする
特に築古物件では、売る前の大きなリフォームは慎重に。
買主が自分でリノベーションしたいことも多く、費用を価格に上乗せできないことがあります。
リフォームは会社と相談してから判断しましょう。
相場を知らずに会社任せにする
相場を把握せずに会社の言うままに進めると、安く売って損をするリスクがあります。まず自分で相場を知ることが、身を守る基本です。
「査定額が高い=その会社に頼むべき」ではありません。
根拠のない高額査定は、売れ残りや値下げの原因になります。
査定額の金額だけでなく、必ずその根拠と販売戦略を確認するようにしましょう。
高く売る土台は「相場を知ること」
ここまで見てきたコツに共通するのは、「相場を知っていること」がすべての土台になる、という点です。
相場を知っていれば、不当に安い価格を避けられ、高すぎる査定額を見抜け、適正な売り出し価格を判断できます。逆に相場を知らないと、どのコツも十分に活かせません。
だから、高く売りたいなら、まず匿名査定で概算をつかみ、レインズマーケットインフォメーションや不動産情報ライブラリで成約価格を確認する——ここから始めるのが、遠回りのようで確実な近道です。
具体例で見る、相場を知って高く売る
相場を知ることが、どう高く売ることにつながるか、具体例で見てみましょう。相続した戸建てを売るケースです。
相場を知らずに進めた場合
相場を調べずに、最初に相談した1社だけに任せたとします。その会社が2,200万円と査定し、「このあたりが相場です」と言えば、そのまま信じて売ってしまうかもしれません。
でも、もし本当の相場が2,600万円だったら、400万円も損をしたことになります。相場を知らないと、こうした損に気づけません。
相場を知って進めた場合
一方、事前に匿名査定で「2,600万円くらい」とつかみ、レインズマーケットインフォメーションで近隣の成約価格も確認していたとします。
すると、1社目が2,200万円と言っても「相場より低いのでは」と気づき、他社にも査定を依頼できます。結果、適正な2,600万円前後で売り出せて、相場どおりに売れる可能性が高まります。
相場観が交渉の力にもなる
さらに、買主から値引き交渉を受けたときも、相場を知っていれば「この価格は相場から見て妥当だ」と根拠を持って対応できます。
相場を知ることは、高く売るだけでなく、不当な値引きから身を守る力にもなるのです。だからこそ、まず匿名査定で相場を知ることが、すべての出発点になります。
相場を知ることには3つの効果があります。
①不当に安い価格を避けられる、②根拠のない高額査定を見抜ける、③値引き交渉でも根拠を持って対応できる。
まず匿名査定で相場をつかむことが、すべての出発点です。
よくある質問
リフォームすれば高く売れますか
必ずしもそうとは限りません。
特に築古物件では、買主が自分でリノベーションしたいことが多く、売主のリフォーム費用を価格に上乗せできないことがあります。
掃除や整理で清潔感を出す方が費用対効果は高いです。
大きなリフォームは会社と相談を。
高く売るには何社に査定を頼めばいいですか
3社以上が目安です。
複数社の査定を根拠で比べ、その物件が得意で実績のある会社を選ぶことが、高い売却につながります。
事前に匿名査定で相場を把握しておくと、比較がより正確になります。
売り出し価格は高めにした方がいいですか
相場を踏まえた範囲での「チャレンジ価格」なら有効なこともありますが、高すぎると売れ残ります。相場を知ったうえで、信頼できる会社と相談して決めるのが安全です。
高く売るために最初にすべきことは何ですか
自分で相場を把握することです。
匿名査定で概算をつかみ、レインズマーケットインフォメーションで成約価格を確認する。
この「相場を知る」ことが、高く売るすべてのコツの土台になります。
売れやすい時期はいつですか
一般に、新生活の準備が進む1〜3月頃は不動産が動きやすい時期とされます。
急がないなら、需要が高まる時期を意識して売り出すと有利なことがあります。
ただし市況も影響するので、まず相場を把握したうえで、会社と相談してタイミングを決めましょう。
内覧で気をつけることはありますか
第一印象が大切です。
掃除・整理整頓で清潔感を出し、明るく風通しよくしておくと印象が良くなります。
大がかりなリフォームは不要ですが、水回りの汚れなど気になる部分は、ハウスクリーニングで整えると効果的です。
まとめ
不動産を高く売るコツは、派手なテクニックではなく、まず相場を正しく知り、複数社の査定を根拠で比べ、信頼できる会社と適正な価格で売り出す、という地道な進め方です。第一印象を整える、売る時期を意識するといった工夫も効きます。
すべてのコツの土台は「相場を知ること」です。まず匿名査定で相場をつかむことから、高く売る準備を始めてください。
まずは、あなたの物件の相場を、匿名査定で調べてみるところから始めてみましょう。
